子育てを始めてから
『予定』を入れるのが怖くなっていた頃があった。
まだ専業主婦時代。
遠方の友達が帰省で戻ってくる。
行きたいイベントがある。
同窓会がある。
子どもが生まれる前まではなんの気無しに
入れていた『予定』。
楽しみな予定があるから
普段の日常が頑張れる、
みたいなところも大いにあったと思う。
でも、
子育てを始めてから
『楽しみな予定』は私の中で
「本当に行けるのかな…」とか
「土壇場で断るの申し訳ないな…」とか
そういう一定のプレッシャーを抱えるものに変わってしまった。
翌日出かける、という時に限って
前日の夜に始まる、不穏なお咳…
なんなら予定当日の朝に発熱
発熱ならまだしもリバース…
みたいなことはザラ。
預けて出かける予定だった旦那が発熱とか
急遽仕事の予定が…
パターンも。
お子からもらった感染症で
自分自身の体調が芳しくなく
「移すと悪いし、翌日倒れられないから…」
と泣く泣く断念することもしばしば。
お子を育てていると
「嘘でしょ〜!?」
「今!?」
みたいなイレギュラーは
冗談くらいの頻度で発生する。
こんなにも予定が予定通り進められない
自分ではどうしようもないことで
楽しみに過ごしていた予定が次々と消えることは
独身時代には経験しないことだった。
そういうことが続いて
「もう、予定とか約束入れるのやめようかな…」
って思ったことが
本当に幾度となくある。
ドタキャンされる相手にも申し訳ないし
自分も直前までのワクワク楽しみな気持ちが
プシュ〜っと一気に萎んでガッカリするのも辛い。
私が先の予定さえ入れなければ
そんな風に気を揉むこともガッカリすることもないのではないか?
と思い、最低限の予定しか
意識的に入れずに過ごしてた頃があった。
でも、そうすると
本気で日々に張り合いがなくなる。
好きだったことがわからなくなる。
子育てママに好きなことを好きなだけ追求する時間は、特別な環境に生きる人以外は残念ながらない。
すべてが消去法だ。
「これならなんとか頑張ればいけそうかも…!」
「これなら子どもの予定との間にねじ込めるか…?」
「ここなら旦那出張と被らないからなんとかなるか!?」
ほんと全部、そんな感じ。
予定に限ったことではない。
仕事も、着るものも、髪型も
食べるものも、行く場所も
生活リズムも、インテリアも、
全部そんな感じ。
でも!
だからこそ!
予定を入れるのを躊躇して萎縮していた
当時の自分に向かって言いたい。
頑張ってでも、予定を入れよう!
ドタキャンになってもしょうがない。
相手に事前にめちゃくちゃ確認して
お子がいるからやんごとなき事情で
どうにもならなかったらリスケするかも
って伝えて、許してくれる人とだけ
何度でも諦めずに予定を入れて欲しい。
予定が流れたらガッカリもすると思う。
でも入れよう。
こう思えるようになったのは
わたしがそれでも色々としつこく
予定を入れ続けて
珍しく予定が予定通り進んだ時
ずっとずっと行きたかったところにいける!
会いたかった人に会える!!
その感動やハッピーな感覚を味わうことができたからだと思う。
独身時代は当たり前にできてたことが
できなくなってみて
変な話、"幸せ”は増えている。
なかよしの友達と会える幸せ。
1人でのんびり出かけられる幸せ。
眠いと思った時にスッと寝られる幸せ。
食べたいメニューを気兼ねなく頼める幸せ。
「できないことが増えると、幸せって増えるのかもなー」
と最近は思うほど。
できないからこそ
本当にやりたいことがわかるし
気合い入れて進むからこそ
得られた時に感動がものすごく大きい。
なんとなく手に入れられるものよりも
大切にできるのだ。
できないままやめちゃうと
これには気が付けなかったと思う。
だから、できるまで
幸せな瞬間を味わえるまで
どんなにリスケの嵐になったとしても
予定を
入れ続けよう!
と今は思える。
予定に限らず。
今は無理でも
自分に本当に必要なことや
本当に好きなことは
ちゃんと手元に残しておく。
「いつか絶対!」って
思いを溜めておく。
そんなこんなしてるうちに
消去法の毎日の先に
どんなことからも幸せを見つけられる
ハッピー人間が誕生するのである。
もう少し子どもたちが大きくなって
動きやすくなった頃
またはお子たちが巣立った頃
全てが予定通りに行くようになったら
物足りなくなってしまうかも笑


